ケガの巧妙?!テレワークの利点、難点を実体験

足の大怪我で貴重な気付き体験?!

先日、出張中に左足を大火傷。その後、足を引きずりながら各地を周り、出張を終えて帰宅した途端に激痛で立てなくなってしまいました・・・。そこから約2週間、どうしても外出が必要な仕事以外は自宅にてテレワークをしています。

私自身は経営者でもあり、中心業務が外にあるため、積極的にテレワークをすることはなかったのですが、ケガをしたことで初めて集中してテレワーク体験をしています。今回のコラムでは、その体験から気付いたことをお伝えしたいと思います。

やっぱり便利。時間の有効活用とはこの事

何と言っても通勤時間がゼロになる点においては素晴らしく便利です。朝食を済ませて歯を磨き着替えれば即仕事を開始できる。業務が終了すれば即プライベート時間に切り替わるのですから、この楽チンさは一度体験すると病みつきになります。

出社することで発生する相手主導のコミュニケーションや雑務からも解放されます。自分のやりたい業務だけに集中できる環境は、仕事をスムーズに進める上で必要な時間だと実感することができます。

昼食休憩が充実しました。会社にいる時は、コンビニで買ったサラダを食べながら普通に仕事していましたし、休憩という休憩を取らない事が普通でした。自宅で仕事をすると休憩時間のリラックス度が非常に高くなり、休憩後に仕事に戻った際も結構スッキリして午後の仕事に臨める気がします。

例外かもしれませんが、ケガや病気のことで周りに気を使わせなくて良いのも大きな利点かもしれません。どうしても出社しなければいけない時がありましたが、何をするのにも周りのメンバーが気を使ってくれて色々と助けてくれたのですが、ご迷惑お掛けしているなと感じてしまいます。子育て中のお母さんや病気の家族、介護など、プライベートで色々なことを抱えている人にとっては、とても助かる制度だと感じます。

デメリットも多い・・・。ハード、ソフトの両面に課題

実際やってみるとデメリットも非常に多いです。まず最初に感じたのは、自宅の環境が仕事に最適化されていないことです。一番大きなものは椅子です。自宅の椅子に一日座って仕事をしているとオフィスチェアの性能の高さに改めて驚かされます。とにかくお尻が痛いんです・・・。座布団を重ねたり、姿勢を変えたり、場所を変えたりするのですが、全く効果がありません・・・。そのうち腰も痛くなってきました。

次にデュアルディスプレイです。2画面の環境がない事がここまで生産性を下げるとは・・・。エクストでは、環境整備費として各自自由に備品を購入できるのですが、自宅用にディスプレイを購入したスタッフがいましたが、本当に必要な設備だと思います。

また書斎でもあれば別ですが、生活空間の中で仕事をするには相当の集中力が必要です。家の中には、テレビに雑誌、漫画におやつ、布団もあればソファもある。本来職場にはないものに囲まれている中で、逆に人の目はありません。この環境で仕事だけに集中するのは結構大変です。テレワークは得手、不得手が明確に出ると思います。

また、仕事とプライベートの切り分けがなくなってしまうデメリットもあります。会社では時間が来れば退社して終わりですが、家に仕事の環境があると、悪気もストレスもなく、普通に仕事をしてしまう事がありました。逆のケースでプライベートからなかなか仕事のモードに切り替わらない事も起こります。

またコミュニケーションは確実に不足します。久しぶりに会社に行くと、元気—??みたいなやりとりになってしまいます。それ自体は悪くないのですが、口語で伝えた方が良い内容が文章だと随分遠回りして伝えないといけなかったり、表情を見ているとケアできた事が出来なかったりと、直接的なコミュニケーションが減る事はやはり不便を感じる部分があります。

問題は解決できる

今回実体験して感じたことは、負の部分を解消する方法は結構あるということです。まずテレワーク=自宅ということでは決してありません。シェアオフィスやコワーキングスペースなどを働く場所として取り入れることで、環境面をクリアしながら仕事とプライベートを切り分けたり、テレビ会議などの積極活用で距離を超えたアナログ接点を取る事も可能です。また、出社とテレワークをバランスよく配分する事で、集中の場とコミュニティの場を両方活かす事もできるはずです。

今回のことを通して、改めて感じたエクストの職場環境の理想は、
「来ても来なくてもいいけど自然とみんなが集まる職場づくり」
だと思います。

自律したプロが集まっていれば、各自の判断で最適な環境を選択しながら成果もしっかり出す、そんな会社をきっと作れると思っています。

最後に、人材育成の課題は大きく残ります。特に入社間際や経験の浅い若手は、この環境では育ちにくいのが現実です。今後の課題としてより良いあり方を模索していきたいと思います。